北海道小樽市若竹町はどんな街?名所は夜景と桜の平磯公園!

若竹町 小樽市

北海道小樽市若竹町で一番の名所は夜景と桜で有名な平磯公園です。町全体が小高い丘になっていて、大きな建物はほどんとありません。小樽水産高校が目立つ程度です。町の多くは住宅ですが、近くにはJR築港駅と大型商業施設『ウイングベイ小樽』があり、とても便利な町です。

 

北海道小樽市若竹町の平磯公園は夜景と桜の名所!

若竹町

小樽市若竹町にある『平磯公園」は眺めや夜景が美しいことで知られ、桜の名所でもあります。標高約70mの丘にあって眼下には石狩湾が広がり、小樽港とマリーナが湾にせり出すように並んでいます。その手前に建つのが小樽随一の商業施設『ウイングベイ』です。この『ウイングベイ』の灯りが夜の闇に際立ちます。薄く霞のかかった夜には、まるで海に浮かぶ豪華客船の如く幻想的な夜景を演出するのです。

 

北海道小樽市若竹町、平磯公園の主な施設は?

崖の上にある平磯公園の最上部は平らに整地され、運動場や遊戯広場などがあります。平磯公園の主な施設を紹介しましょう。

 

施設名 施設の特徴 備考
運動場 面積約1万1千6百㎡・バックネット2基 利用は市総合体育館へ
自由広場 バックネット有り 誰でも利用可
遊具 大型総合遊具、鉄棒、うんてい、
グローブジャングル等
誰でも利用可
休憩施設 シェルター、野外テーブル 誰でも利用可
駐車場 15台分 誰でも利用可
その他の施設 水洗トイレ、身障者用トイレ、
手すり、バリアフリー園路
誰でも利用可

 

北海道小樽市若竹町の平磯公園は桜の名所!

小樽市若竹町の平磯公園は桜の名所です。4月下旬からゴールデンウィークの旅行シーズンに桜は見ごろになります。ソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、八重ザクラが100本以上も咲き誇りますから、見ごたえはあります。

 

晴天の日は、ピンクに咲いた桜の枝と枝の間から、青々と光る日本海を見ることができます。また、夜景と夜桜が同時に楽しめる場所でもありますから、もしも絵画のような光景に巡り合ったら、大都会では味わえない贅沢にそのまま身を任せるのが良いでしょう。平磯公園は昼も夜も、インスタ映えするスポットばかりです。

 

観光客にはあまり知られていないスポットなので、今度の小樽旅行で立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

小樽市平磯公園は『小樽市重要眺望地点』に指定された名所!

小樽市若竹町の平磯公園は『小樽市重要眺望地点』に指定されています。日本海に面し、周囲は山に囲まれ、見晴らしの良い丘があちらこちらに点在するのが小樽です。その中でも特に絶景が望める場所として市から指定されたのが『小樽市重要眺望地点』です。

 

他には、水天宮、天狗山山頂、手宮公園、旭展望台、毛無山などが指定されています。指定された場所には指定の案内板が設置されています。

 

北海道小樽市若竹町の平磯公園と平磯岬

小樽市若竹町の平磯公園から海側は平磯岬と呼ばれていて、400mほど先に行くと断崖絶壁になっています。岬の突端近くをトンネルが貫きJR函館本線と国道5号線が走り抜けます。さらに岬と海の間のわずかな平地を走るのが小樽港縦貫道路です。このように平磯岬は小樽と札幌を結ぶ交通の要衝となっています。

 

小樽市若竹町の平磯公園と隣接する銀鱗荘は登録有形文化財

小樽市若竹町の平磯公園と平磯岬突端のほぼ中間には料亭・温泉旅館の『銀鱗荘』が建っています。旧本館及び、隣接するグリル銀鱗荘は、令和5年(2023年)2月27日、国の登録有形文化財(建造物)として登録されました。

 

銀鱗荘の歴史は古く、ニシン漁で巨万の富を築いた個人の邸宅として隣り町の余市町に建設されたのは、明治33年(1900年)のことでした。クリ、タモ、トドマツなど北海道産の木材をふんだんに用い、3年の歳月をかけ贅の限りを尽くして建築されたニシン御殿です。

 

昭和13年(1938年)に現在の場所に移築され、翌年には旅館として営業を開始しました。『銀鱗荘』と命名したのは、当時の北海道庁長官でした。

 

小樽市若竹町の平磯公園に隣接する銀鱗荘はどんな旅館?

平磯公園のすぐ近くにある銀鱗荘は、敷地内に自家源泉を有して『北の迎賓館』の異名を持つ、料亭兼和風の温泉旅館です。70mほどの高台にあり、すぐ目の前が石狩湾。視界を遮るものは何ひとつなく、日本海のはるか水平線を心いくまで眺めていることができます。

 

正面玄関は入母屋造りで、一歩足を踏み入れると、堂々とした縦横に走る太い梁に目を奪われ、広く高い吹き抜けに圧倒されます。右手には襖を全て開放すれば75畳になる大広間があり、これが個人の邸宅だったとは驚きの連続です。小樽随一の高級旅館には本館と新館を合わせて優美な17の和室が用意されています。

 

銀鱗荘のランチコース+日帰り入浴セット

宿泊できる日本唯一のニシン御殿として知られる銀鱗荘は、日帰り入浴コースも用意しています。目にも鮮やかな旬の食材を活かした全6品から7品のランチを堪能した後、ゆったりと温泉でくつろげる日帰りプランです。若竹町を散策した後、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

 

ランチコース+日帰り入浴セットコース一覧(予約が必要です)

コース 料理 料金 入浴料
Aプラン 全6品 4,400円 500円
Bプラン 全7品 5,500円 500円
Cプラン 全7品 8,800円 500円

 

小樽市若竹町にある北海道小樽水産高等学校とは?

小樽市若竹町にある、小樽水産高校は北海道でも屈指の歴史を誇る学校です。明治38年(1905年)4月1日に「北海道庁立水産学校」として創立されました。海洋漁業科、水産食品科、栽培漁業科、情報通信科の4クラスを有します。

 

小樽水産高校の名物、缶詰が大好評!

小樽水産高校の名物である缶詰は美味しいと評判です。『さけたけ缶詰』『サンマ味付缶詰』『ホタテマヨネーズ缶詰』の3種類が生徒たちによって製造され、『運河プラザ』や小樽市内の『コープさっぽろ』などで販売されます。売れ行きは好調ですが生産量に限りがあり、一年中販売しているわけではありません。

 

小樽水産高校が生産する『さけたけ缶詰』はタケノコとの相性が抜群

北海道産のカラフトマスとスライスしたタケノコをミックスさせた醤油ベースの缶詰です。水産高校の生徒がカラフトマスを一匹一匹包丁で丁寧にさばきます。食感が柔らかく、味はとても淡泊で、シャキシャキッとしたタケノコとの相性が抜群の一品です。

 

小樽水産高校が生産する『サンマ味付缶詰』は贅沢な一品

原料になるサンマは北海道厚岸町産のものを使用します。獲れたての新鮮なサンマを使用しているのでとても美味です。また生徒の手作業によって「菊花詰め」と呼ばれる手法で魚を詰めるので、見た目も実にきれいで贅沢な一品に仕上がります。

 

小樽水産高校が生産する『ホタテマヨネーズ缶詰』が一番人気

北海道産のホタテを細かくさいて、マヨネーズとあえたのが『ホタテマヨネーズ缶詰』です。ホタテをマヨネーズであえただけのシンプルな商品ですが、小樽水産高校の缶詰では一番人気を誇ります。サラダやおにぎりの具などに最適の一品です。

 

北海道小樽市若竹町のグルメスポット

小高い丘に展開する若竹町は眼下に小樽市随一のショッピングセンター『ウイングベイ小樽』があるため、商店の少ない街です。グルメ店もわずか三店しかありません。

 

小樽市若竹町のグルメ店一覧

店名 ジャンル 人気メニュー 定休日 住所
ストレージ カフェ  カフェ ハンバーガー 月曜日 小樽市若竹町18-25 
花論珈琲茶房  カフェ ロールケーキ 水・木曜日 小樽市若竹町18-22
スィート&ブレッド パン ガーリックフランスパン 月曜日 小樽市若竹町13-111

 

北海道小樽市若竹町の意外な町名の由来

北海道小樽市の若竹町は日本中どこにでもありそうな町名ですが、アイヌ語に由来するといいますから、ちょっと意外です。アイヌ語の「ワツカタナイ」で「水を汲む川」という意味があります。現在、水を汲めるような川は町内に見当たりませんが、その昔には流れていたのでしょう。明治4年に『若竹町』の町名が設置されました。

 

北海道小樽市若竹町の潮見ヶ岡神社は『松前神楽』が有名

若竹町にある『潮見ヶ岡神社』は、国指定重要無形民俗文化財となっている『松前神楽』が有名です。毎年6月に開催される例大祭で奉納されますが、地元の人たちが大勢詰めかけて、伝統の神事を見守ります。小樽築港駅から近く、国道5号線もすぐそばを走っていますが、札樽自動車道の高架に隠れてしまい、はじめて行く方にはちょっとわかりづらいのが難点です。

 

歴史は古く、江戸時代の天保13年(1842年)に祀られ、明治後半に現在の神社名になりました。社殿はとても綺麗で、建物自体はまだ新しいようです。6月上旬に行われるお祭りは、小樽市内の数ある神社に先駆けて開催され、毎年威勢のいい神輿が若竹町内を練り歩きます。

 

小樽市若竹町に隣接する築港駅と『ウイングベイ小樽』

小樽市民から「ちっこう」と呼ばれ、とても親しまれているのがJR築港駅周辺です。広々とした通路で駅に直結するのが、小樽随一の商業施設『ウイングベイ小樽』。周辺には高級マンションが立ち並び、目の前には『小樽港マリーナ』があって、多くのヨットやクルーザーが出入りします。

 

JR築港駅は防波堤工事の拠点だった!

JR築港駅の開業は明治43年(1910年)にさかのぼります。小樽港南防波堤建設の拠点として設けられましたが、港を築く工事の名称がそのまま残され珍しい駅名となったのです。昭和初期からは石炭の積み出しが盛んになり、築港駅周辺には石炭貯蔵施設や大掛かりな機関区が設置されました。また多数の国鉄官舎が建てられ、鉄道の街として発展した経緯があります。

 

若竹町の目の前にある『ウイングベイ小樽』は小樽唯一の大型商業施設

『ウイングベイ小樽』は小樽市では唯一の大型商業施設です。平成11年(1999年)3月、『マイカル小樽』として誕生します。その後、経営が変わるなど紆余曲折があって平成15年(2003年)に『ウイングベイ小樽』に改称されました。この小樽唯一の大型商業施設の建っている敷地こそ、かつて石炭貯蔵施設や国鉄の機関区があった場所です。

 

『ウイングベイ小樽』の概要

『ウイングベイ小樽』は1、2、3番街、5、6番街で構成され、6番街はすべてイオンの店舗になっています。また、5階から18階まではホテル『グランドパーク小樽』が営業中です。『ウイングベイ小樽』に入居する他の主な店舗や街区構成は以下の通りです。

 

1番街 2番街 3番街 5番街
4階 閉鎖中 イオンシネマ小樽 スポーツ&スパリゾート オフェス
3階 専門店街 ニトリ 専門店街 子どもの街
2階 専門店・フードコート アウトレットタウン グランドパークのラウンジ 専門店街
1階 ビバホーム ビバホーム 飲食店街 飲食店街
B1 駐車場 駐車場 駐車場 駐車場

 

  • 延床面積 :340,180平方メートル
  • 営業店舗数 :約120店
  • 駐車台数  :約5,000台

 

北海道小樽市若竹町はどんな街?名所は夜景と桜の平磯公園!【まとめ】

小樽市の若竹町は海に向かって開けた丘の上の住宅地です。見晴らしがよく美しい夜景と夜桜を同時に楽しめる公園もあります。そして周囲にはJRの駅や大型商業施設があり、交通の便もよく、買い物やグルメにも不自由しない、とても住みやすい町です。小樽を訪れたらぜひ散策してみてください。

 

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