北海道小樽市朝里エリア朝里川温泉と朝里3丁目の魅力再発見

朝里 小樽市

朝里川温泉は小樽で唯一の温泉郷です。立地に恵まれ、JR小樽駅から約13㎞、札幌駅からでも約38㎞しかありません。朝里川温泉の手前に位置するのが朝里3丁目で、高台からの眺望は近年、市内外の人々から注目されています。朝里は散策のたびに魅力を再発見できるエリアです。

 

小樽市内唯一の温泉街、朝里川温泉の魅力

朝里

朝里川温泉の魅力は何といっても、自然豊かなこと。三方が山に囲まれ、目の前を温泉郷の名前の由来となった清流・朝里川が流れ、北に目をやれば石狩湾が洋々と横たわっています。

 

鳥のトラツグミや蛍が生息できる自然環境が保全されていて、チョコチョコと忙しげに動き回るエゾリスの姿も目撃できます。『ゆらぎの里』の名にふさわしく、静かに安らげる湯の街が朝里川温泉です。

 

また、テニスコートを備えたコテージや温泉郷に隣接してゴルフ場とスキー場も整っています。このように夏冬のレジャー、スポーツを堪能できるのも大きな魅力です。

 

小樽市朝里エリア朝里川温泉の宿泊施設

朝里川温泉の泉質は塩化物泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、婦人病、冷え性、皮膚病、痔疾などに効果があります。朝里川温泉では以下のホテルと旅館がサービスを競い合い、あなたの宿泊を歓迎します。

 

宿泊施設名 露天風呂 料金(円) 部屋数 住所
おたる 宏楽園 有り 19,800~ 34 小樽市新光5-18-2
小樽朝里川ホテルクラッセ 有り 13,000~ 120 小樽市朝里川温泉2-676
朝里川温泉ホテル 有り 15,500~ 55 小樽市朝里川温泉2-670
小樽旅亭蔵群(くらむれ) 有り 47,300~ 19 小樽市朝里川温泉2-685
ホテル武蔵亭 有り 19,300~ 47 小樽市朝里川温泉2-686
小樽・朝里川温泉ウィンケル ビレッジ 有り 13.640~ 14 小樽市朝里川温泉2-686

 

朝里川温泉の日帰り温泉を楽しめるところは?

『ゆらぎの里』朝里川温泉で日帰り温泉を楽しめるところは三か所あります。

 

施設名 料金 営業時間
小樽朝里クラッセホテル 平日 :大人800円  小人300円
土日祝:大人1000円   小人500円
平日  11:00~21:00 
土日祝 11:00~16:00
朝里川温泉ホテル 全日 大人 650円  小学生300円
   未就学児  100円
全日  11:00~20:00
湯の花朝里殿 全日 大人670円 小学生300円
   乳児無料
全日    9:00~23:00

 

小樽市朝里川温泉『おたる 宏楽園』は桜の名所

朝里川温泉郷の入り口に位置し、落ち着いたたたずまいでお客様を迎えるのが桜の名所『おたる宏楽園』です。花の季節が来ると広大な敷地にはソメイヨシノをはじめ、200本以上の桜が咲き誇ります。

 

宏楽園の桜はいずれも推定樹齢80年以上で、ソメイヨシノの他にはエゾヤマザクラや北海道ではめずらしい5種類のしだれ桜もあります。種類が豊富なので1ヶ月以上にわたり花見を楽しむことができる、とても貴重な桜の名所です。

 

『おたる 宏楽園』は一般の人も敷地内で花見ができる

国道5号線から分岐する道道1号線に入り1,500mほど進むと左手に大きな門が見えます。そこが『おたる宏楽園』で、広大な敷地には誰でも自由に出入りできます。したがって、花見の季節になると門から本館までの長い通路は小樽市民や観光客であふれんばかり。旅館の敷地内でありながら、一般の花見客に宿泊客が紛れているような、実に珍しい光景が展開されるのです。

 

桜は本州から1月ほど遅れて、4月下旬からゴールデンウイーク過ぎまでが見ごろです。このころの小樽はとてもさわやかな気候で、食べ物も飲み物も、そして空気まで、ともかく美味しい季節です。

 

朝里川温泉周辺の見どころは?

朝里川温泉から少し足を延ばすと景勝地がいくつもあります。山坂の多い小樽だけあって、どこへ行っても眼下に広がる景色は素晴らしい眺めです。

 

朝里ダムとループ橋

朝里川温泉郷を走る主要道路は一本だけです。その一本道の坂を1kmほど登ると巨大ならせん状の橋に出ます。まるで空中を行くかのようなループ橋の先に見えるのが、オタルナイ湖と朝里ダムです。

 

朝里スカイループはかなり高いところを一周しますから、どこから見ても素晴らしい眺めです。中でも橋を登り終えたあたりから見る風景はまさに絶景。目の前には青々と水をたたえたオタルナイ湖、後ろを振り向くと日本海がはるか彼方まで広がっています。この付近での車の運転には十分注意が必要です。絶景に目を奪われてしまわないよう、心して運転しましょう。

 

オタルナイ湖畔は桜と紅葉のスポット

平成5年(1993年)に竣工した朝里ダムと人口のオタルナイ湖ですが、湖畔には公園が整備され、桜が植樹されました。その桜が成長して今は桜の名所となったのです。

 

公園の対岸にはうっそうとした深い森が、背後にそびえる山へと連なっています。繁茂するおびただしい広葉樹が秋には色とりどりに森と山を染め上げ、紅葉の名所にもなっているのです。オタルナイ湖は春に桜、秋には紅葉が楽しめる希少なスポットです。

 

朝里川温泉近くの『魚留の滝』は知る人の少ない名所

オタルナイ湖から(北海)道道1号線をさらに2㎞ほど登ると『魚留の滝』があります。落差22mで幅が15mもある大きな滝です。流れ落ちる水の音はうっそうたる森を振るわせるように響き渡ります。路肩に看板はあるけれど、残念ながら駐車スペースがありません。道道から5分も歩くと滝に出ますが、車を停めるのが難しいので、立ち寄る人は少ないです。

 

朝里川温泉冬の風物詩「小樽雪明かりの路」が幻想的

『小樽 雪あかりの路』朝里川温泉会場は幻想的な光景で毎回、多くの人に感動を与えてくれます。中でも人々の目と心を奪って離さないのが、朝里川に浮かぶロウソクの灯。川から頭をのぞかせた岩に純白の雪が積り、その上に手作りの灯篭(とうろう)が置かれて赤い灯が揺れるのです。

 

本来は漁師さんが海で使うガラスの浮き球が灯篭になります。ロウソクの柔らかな明かりが朝里川に数十個も並んで、実に圧巻です。岩に積もった綿帽子のような雪とほのかに揺れる灯が、水面に光と影の絶妙なコントラストを描くのです。

 

あなたはこの光景を見て、きっと心の中でつぶやくことでしょう。「雪がこんなにも暖かなものだとは知らなかった」と。朝里川温泉の冬はあなたを幻想の世界へ連れていきます。

 

小樽市朝里川温泉のスキー場とゴルフ場

朝里川を挟んで温泉郷と隣接するのが札樽ゴルフ俱楽部です。見晴らしの良い丘陵に18ホールが展開します。ヤーデージはそれほど長くありませんが、このコース最大の特徴は速いグリーンです。ワングリーンとしては小さめですが、傾斜とアンジュレーションはかなり厳しい造成となっています。

 

このゴルフ場は冬になると朝里川温泉スキー場に早変わり。冬は木々の葉が落ちてさらに見晴らしがよく、日本海に向かって滑り降りる醍醐味が楽しめます。朝里川温泉の目の前からリフトに乗れますので、宿泊客にとってはとても便利なスキー場です。

 

朝里川温泉と札幌の奥座敷、定山渓を結ぶ道道1号線

国道5号線から新光1丁目と2丁目を分けて朝里川温泉を縦断するのが道道1号線です。この道は札幌国際スキー場や中山峠を通り、札幌の奥座敷と言われる定山渓温泉で国道230号線と合流します。したがって温泉と温泉を繋いでいる道と言えるでしょう。

 

この道路には朝里川温泉よりも古い歴史があるのです。今とは少しルートは違っていましたが、昭和5年(1930年)に着工し昭和7年(1932年)にはバスが走りました。当時としては全国的にも珍しい有料道路でした。その後、紆余曲折を経て現在のルートで完成を見たのは、昭和29年(1954年)でした。それまでは道道3号でしたが新ルート完成と同時に1号の番号が与えられました。そして、同じ年に朝里川温泉も開業したのです。

 

小樽市朝里エリアの朝里3丁目の魅力とは?

小樽市朝里3丁目の魅力は何といっても、眺めの良さです。JR朝里駅のほぼ真上に位置した小高い丘は、朝里海岸と石狩湾を眼下に見下ろします。右手には張碓海岸の絶壁と石狩方面、左に目を転ずると小樽港から高島、祝津方面が一望できるのですから、これぞ超一級のリゾート地。

 

朝里3丁目は交通の便にも恵まれています。5分も坂を下るとJR朝里駅で、すぐ後ろには国道5号線が走っています。小樽中心街まで約7㎞、札幌市手稲までわずか18㎞しかありません。緩やかな坂を登るとすぐ近くには朝里川温泉まであるのですから、大都会に住んでいる人にとっては、本当に羨ましいほどの環境と言えます。この地が今、小樽市内外の人から熱視線を集めるのは当然のことでしょう。

 

朝里3丁目は買い物にもレジャーにも抜群の環境!

朝里3丁目は買い物にも不自由しません。大型スーパーのホクレンショップやラッキーが国道沿いで営業していますから、歩いても行ける距離です。近くにはコンビニ、100円ショップ、携帯ショップなどもそろっていますから、日常生活に全く不自由はありません。すぐ近くには海水浴場やゴルフ場、スキー場もあって四季を通してレジャーも楽しめます。飲食店もバリエーションが豊富です。次の一覧表を参考にしてください。

 

小樽市朝里3丁目周辺の主なグルメ店

店名 ジャンル 人気メニュー 住所
三門そば店 蕎麦 天ざる蕎麦 朝里3丁目5−30
伽哩工房 洋食 チキントマト煮 朝里3丁目6−19
焼肉ささき 焼肉 ホルモン焼き 朝里3丁目5−30
そば処あさり 蕎麦 ミニ丼・蕎麦セット 新光1丁目3−7
炭八 焼き鳥 焼き鳥全般 新光1丁目8−5
小樽なると屋 朝里本店 鶏料理 鶏の半身焼き 新光2丁目1−4
鮓一 寿司 握り寿司 新光2丁目28−12
韓国食堂モッチャ 韓国料理 チジミ 新光2丁目1−26
大仁門朝里店 焼肉 カルビ 新光2丁目2−1
ラーメン山岡家朝里店 ラーメン つけ麺 新光2丁目2−5
喫茶かず・クレープ カフェ クレープ 新光2丁目15−25

 

小樽市朝里エリアの歴史

朝里は江戸時代後期からすでにニシンの漁場になっていました。明治維新により政治体制が変わると明治3年(1870年)には小樽郡に属する朝里村になります。明治初期から現在の後志地方はニシンの豊漁でにぎわっていました。朝里村もその例に漏れず、明治9年(1876年)には早くも、現在の朝里小学校の前身である朝里教育所が開校します。明治13年(1880年)には官営幌内鉄道が開業し、朝里駅が設置されました。

 

その後、明治35年(1902年)4月には朝里村、熊碓村、張碓村、銭函村を合併し新たな朝里村が発足しました。そして昭和15年(1940年)9月には、小樽市に合併され現在に至ります。

 

北海道小樽市朝里エリア朝里川温泉と朝里3丁目の魅力再発見【まとめ】

江戸時代からニシン漁で栄え、戦後ニシンが不漁になると小樽のベッドタウンとして発展したのが朝里エリアです。その後、朝里川温泉が開業し、周辺にはゴルフ場やスキー場もできて、現在はリゾート地の顔も持っています。このようにちょっと振り返ってみただけで、魅力を再発見できるのが朝里エリアです。小樽観光の際には、時代に合わせて変貌を遂げる朝里エリアを訪れて見てはいかがでしょうか。

 

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